2016/12/14  都心回帰






今回は「都心回帰」の話。
最近の都内では前回の「脱・東京」という動きと、もう1つ別の動きがあります。それが「都心回帰」。
東京一極集中と言うのは以前からのものですが、その東京をズームアップして見ると実際には東京の中心部に住んでいるのではなく、中心部から半径10~15kmの郊外に住んでいる人がほとんどです。
所謂「ドーナツ化現象」という奴です。
それが最近は中心部や自分の通っている会社から半径5km以内、場合によっては会社まで歩いて行ける所に住むといった層が増えてきています。

これも満員電車に乗っている時間を短縮して浮いた時間の質を上げるという考え方になります。
いつリストラされるかわからない様なこの時勢に会社に依存した住まい選びというのは抵抗を感じる人も多いでしょうが、だからこそ浮いた時間で自己を高め会社にとって必要な人材(リストラ対象とならない人材)になるというのも1つの方法論ですし、さらにそれが賃貸住まいだったらそこまで抵抗は無いと思います。
そして実際そういう人が増えている。

で、実際増えてきているのが墨田区、江東区、足立区などの東側エリア。
会社が東側にあり、且つ新宿、渋谷、池袋などの副都心に用の無い人にとっては確かに良い選択肢だと思います。
未だに「治安が悪い」、「垢抜けない」といったイメージを持っている人が多い為、街の利便性から考えると東側のコスパはかなり良いというのが実情です。
だから柔軟性のある賢い人は今東側に増えつつあります。実際墨田区のファミリー層誘致は凄いものがあります。

西高東低から東高西低へ。

もちろん西側に会社がある人はわざわざ東側に住む必要はありません。
通勤が楽になるなら東側を選択肢から外す必要はないというだけです。

まあ、増えていると言っても前回の「脱・東京」も今回の「都心回帰」も都内近郊に住む全体のパイから見れば極々小数です。
「流行っている」、「ブームになっている」と言ってもそれはメディアが煽っているだけで数字で見れば全体の数パーセントに過ぎない話です。
それでもやっぱり東京に住んでて変化を感じるなーと思う程度には変化しています。



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