2017/03/01  写真の目的・役割


今年も無事池袋WACCAでの猫写真展示が終了しました。
足を運んで下さった皆様、どうもありがとうございました。

今回はカフェのギャラリースペースのを使わせて頂いて「コーヒー飲みながら気楽に」という感じだったんですけど、やっぱり自分の思う写真の立ち位置ってこっちなんですよね。

写真っていろんな使い道があるじゃないですか。
思いつくものとして代表的なのは記念写真、思い出写真。
使い道としては昔を懐かしむ為のもの。
ターゲットは主に本人、及び、その時間、空間を共有した人。

次に証明写真、商材写真。
免許証の写真や料理の写真、ホテルの内装写真、など、それが本物だと証明する為のもの。
ターゲットはその証明を欲している人。
広義に言えば環境破壊に警鐘を慣らすようなドキュメント写真とかも一種の証明写真みたいなものかなと。

次に芸術としての写真。
美しい風景、決定的な瞬間、そういったもので人を感動させたり、心を揺さぶるもの。
ターゲットは主に芸術に関心がある人。

最後に空間作りとしての存在。
家の廊下やカフェの壁面にさり気無く飾られている写真。
芸術と言うほど堅苦しくなく、音楽で例えるならBGM。
オーケストラみたくじっくり聞くのではなく、基本聞き流しているんだけど耳に心地良いもの。
ターゲットは不特定多数。

他にもいろんな使い道があるかも知れませんが、最初の「こっち」と言うのは、最後の「空間づくりとしての存在」を指してます。
私自身がそこまで芸術というものに対して造形が深くないというもありますが、商材写真を覗けば自分の中で一番写真を見る機会が多いのが最後のケースです。

で、空間作りに貢献する写真というのはどういうものか?というのを考えるとまずインパクトが強すぎては逆にダメだろうなと。
求められるのは耳に心地良いBGM同様、目に心地よいさり気無いセンスの良さ。
そう、さり気無いセンスの良さというのが求められるのではないかと。

なので最近はそういう写真が撮れたら良いなーと思ってます。
が、猫をモチーフに果たして本当にそれが可能なのか?とも思ってます。

そういうセンスは単に猫写真だけを見てても身に付かないと思うので、もっとオシャレなカフェに足を運ばないといけませんね(笑)






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