2016/04/17  格差社会を考える




資本主義の問題点をマルクスが指摘し、その解決策をピケティが打ち出しています。
ピケティが打ち出した格差社会を防ぐ方法。それは簡単に言えば高額な相続税を課すことです。
金持ちが代々金持ちでいられるのは資産を相続できるから。
だからそこを刈り取っていくことで格差の平準化を図ろうという訳です。

この考えは私も大いに賛成です。
けど、固定資産を相続していているのに収めるものはお金。
故に「家はあってもお金はない」ということも現実には多くあります。
だったらこの考えをさらに飛躍させて、いっそ相続そのものを無くしたらどうかと。

配偶者は良いです。全ての資産が配偶者に渡っても。と言うかむしろ渡すべき。しかもそこに税金もかけなくて良い。
しかし子への相続はなし。余った資産は全て国が没収。
そして国はそうやって手に入れた土地で不動産ビジネスを行い、税金の不足分を補う。

もちろん早くして両親を亡くしてしまうようなケースでは相続を適用させる必要がありますが、そうで無ければ、例えば30にもなっていつまでも親の脛かじってるなって話しなんですよ。
そのかわり相続しなくても経済的に自立できるように健全な社会経済は作る必要がある。と。

親も子供に相続できないとなれば余らせても仕方がない。だったら自分達の為に使ったほうが良い。
という発想になればそれだけ経済もまわりますし、子供の自立心もより高まると思います。
国も国で不動産を手に入れることが出来れば都市開発もしやすくなるんじゃないでしょうか。

まあこのアイデアは極論に過ぎるかも知れませんが、資産の相続が格差を広げているのは間違い無い訳で相続というものにメスを入れなければならないのは確かだと思います。

もちろんこのアイデア良いじゃんと思った人も、この仕組みの中では自分が汗水流して働いて築いた資産も我が子に残せないということをちゃんと受け入れる必要があります。
でもその小額の相続に拘ってると大金持ちのその何万倍という相続も認めなければならないということになります。

一代で富を築いた人がそのお金で豪遊しようが何しようが、それはその人の成果に対する報酬なので良いと思うんです。
でも子供は違うでしょと。恵まれた家庭の子に生まれるか貧乏な家庭の子に生まれるかは運でしかない訳で、そこは極力スタート地点を平等になるように近づけてあげなくてはならない。

まあ、貴族がいなくなることの問題点も、それはそれでありそうではありますが、少なくとも格差の平準化という点では決して悪い案では無いじゃないでしょうか?(笑)



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