2015/10/07
スイス旅行記 その4
4日目。
この日はいよいよユングフラウ鉄道にのって名峰ユングフラウ観光へ。
ちなみにこの鉄道、日本円で3万円ぐらいします(笑)
…が、この日は生憎の空模様。
前日に今シーズン初の雪が降ったらしく、雨こそ降っていないものの山頂は霧に覆われています。
でもその代わりオフシーズンだけあって電車はかなり空いてました。
ユングフラウ鉄道は山の中を走ります。
高峰アイガー(3970m)とメンヒ(4107m)の山の中を走り、名峰ユングフラウ(4158)の肩、ユングフラウヨッホ(3454m)まで。
ユングフラウヨッホはヨーロッパで最も高い場所に位置する駅となっており、その最大勾配は250パーミルで日本の鉄道の最大勾配の3倍あります。
それが1912年に開通したというのですからスイスの鉄道技術は凄いですね。
そしてここがユングフラウヨッホにあるスフィンクス展望台。
真っっっ白。
と言うか、かるく吹雪。しかも-7度。
まあ山の天気は変わりやすいですからね。ここからの絶景を見られなかったのは残念ですが、これはこれで貴重な体験となりました。

ユングフラウヨッホ駅には日本の郵便ポストがあります。
富士山五合目のポストとここのポストを交換したらしく、富士山五合目にはスイスの郵便ポストがあるそうです。
午後は再び下に降りてきてハイキング。下の方は雪も無ければ霧も晴れてます。
ここは牛がいたるところで放牧されており、街並みもいわゆるスイスっぽい風景が広がってます。
こっちの方がよっぽどハイジっぽかったです(笑)
他の国の海外ツアーではこんな風にのんびりハイキングすることもなかったのでとても楽しかったです。
ちなみに牛やヤギはここに限らずそこら中にいます。牛が線路に立ち塞がることもしょっちゅうだとか。
牛が首につけてるカウベルは10kgもの重さがあり、オーナーごとにその音色が違うそうです。10kgはキツイなー(笑)
ちなみにスイスは最も民主的な国で、EUへの加盟とか核兵器の保有とかシリア難民の受け入れとか全部国民投票で決めるそうです。
けど国よりも州が力を持っていて州ごとに法律が違ったりします。
このグリーンデルワルトも景観条例があって、三角屋根じゃなきゃダメとか4階建て以上はダメとか、家の建築にも厳しいルールがあるそうです。
ちなみにスイス語というのはなく、ドイツ寄りの州ではドイツ語、フランス寄りの州ではフランス語が公用語になっており、それに合わせてTV放送や教科書、道路標識なども言語が変わるので、ドイツ語とフランス語のバイリンガルな人も多いです。
でもフランス語しかしゃべれないという人も多く、その場合は国内旅行や引越しも大変みたいです。
それと、都心部はともかく、地方の交通マナーはとても高いです。
大型バスが通る時は相手が下がってくれることが多く、信号の無い横断歩道で待てばかなりの確率で車が止まってくれます。
この辺りは非常に民度の高さを感じました。
ハイキングの後は麓の街を散策してこの日は終わり。
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