2015/03/08
お家騒動
大塚家具のお家騒動。ここ最近のニュースの中ではずば抜けて面白いです(笑)
ヤフコメとか世間の評価を見てると娘さん派の人が多く、その次に分社化などの両輪派。会長派はほとんど見受けられません。
そんな中で私の考えはと言うと、理想は私も両輪派。
富裕層向けの高級家具路線と中流向けの2展開を行い、顧客には中流時代から大塚家具に馴染んで貰い、富裕層に昇格したらそのまま大塚家具の高級家具にシフトしてもらうという考え方。
とは言え、赤黒の瀬戸際の売上しかないのであれば、現実的には今すぐにそれは難しい。
であるならば、私はやっぱり会長派です。
会長派と言うか、高級路線派。入場のハードルさえ上げれば会員制である必要はないし、見て回りたい時に人が張り付く必要もないです。
ただやっぱり「百貨店で買い物するお客だけをターゲットにしたい」という、言ってしまえばお金持ってる人だけをターゲットにするその考え方には賛成です。
そう考える理由としては、大塚家具が中級路線を行ってしまうと、高級路線の選択肢がなくなるから。
私もそんなに家具には詳しい方ではありませんが、あくまでも個人的な見解ですけど作り付けの家具やオーダーメイド系家具を抜かして市販の家具の価格帯をランク別で考えると都内では
高級家具:ACTUS、大塚家具
中級家具:大塚家具、島忠、KEYUCA、目黒の家具ストリート
低級家具:IKEA、ニトリ、無印、FrancFranc
という認識です。
ここで大塚家具が高級路線を辞めてしまうと、高級家具の選択肢がなくなってしまうのです。
と同時に娘さんのビジネスモデルが難しいと思うのが、やはりライバルが多い。
最も多い層の顧客のニーズを掴もうとすればそれだけライバルは多いです。
ニーズを掴んでいないという類の指摘をしている人が多かったですが、ニーズを掴むだけで成功するのであれば大抵の企業は成功しているはずです。
で、高級家具も取り扱いつつ中級もって言うのが今の大塚家具のビジネスモデルですが、ぶっちゃけ高級家具を買おうという時に子供がキャッキャッ走り回ってたり、若い夫婦が大きな声出しながら品もなく歩いている中でゆっくり家具を選んでられるかと。
富裕層だってお金が無尽蔵にある訳ではありません。
むしろ1つ1つを慎重に吟味し、無駄な支出を抑えてきたらこそ今の資産を築いている訳です。
高級家具を買うのであれば、それこそゆっくり吟味し店員のアドバイスに耳を傾けてちゃんとした買い物をしたい訳です。
そういう時にやっぱりそういう人達からすれば、中流層が同一空間にいるのが正直邪魔なんじゃないかと思う訳です。
なので、今のビジネスモデルをやりたいのであればまるっとお店を分けるのが良いと思います。
幸い銀座にショールームを構えたみたいでし(銀座で家具って言うのも意味わかりませんが)、銀座店を高級家具、新宿店を中級家具みたいな感じにして(有明店はどうでも良い(笑))銀座店は会員制にしないまでも銀座と言うだけで既にハードル高くなってる上に入口にブランド店で良く見かけるガードマンみたいなパリっとしたスーツを来ている人を1人立たせておけば、それだけで庶民は入りにくくなります。
入店の段階でハードル上げてふるいにかけてしまえば後は会員制じゃなくても人を貼りつけなくて良いと思います。いつでも希望者のみ貼り付けられるように人材さえ確保しておけば良い。
その人件費は価格に上乗せすれば良い。
そんな風に思うのです。
ま、こんな長々と書いていますが、別に株主でもなんでもないので株主総会でどうなるかを他人事ながら超楽しみにしています(笑)
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