2013/02/10
スピリチュアルだけでも実践編だけでもダメ
若干先週の話の続きになりますが、お金に関する本の中で一番有名なのは、何と言ってもロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん 貧乏父さん」なんじゃないかと思います。
でも「金持ち父さん 貧乏父さん」も本田健さんの「ユダヤ人 大富豪の教え」もいわゆるスピリチュアル系。
意識改革をテーマにしており、具体的な方法論に関しては触れていません。
なので、そこに書かれていることを本気で実践しようとすると
・会社を作るにはどうしたら良いか?
・人を惹きつける魅力的な人になるにはどうしたら良いか?
・人を動かすにはどうしたら良いか?
・どうすればモノやサービスが売れるか?
・扱う商材は?
・世の中のトレンドは?
・税金対策はどうしたら良いか?
・株式口座を持つには?
・どうすれば運用益を上げられるか?
・どうすれば損をせずに済むか?
・パートナーとの良好な人間関係の築き方は?
などなど、それこそ数えたらキリが無い程の疑問が浮かび上がります。
それらを1つ1つ解決しようと思ったら今度は具体的な手順や方法、実践的なテクニック、購買心理学や行動心理学などなど、多岐に渡る様々なジャンルの勉強をしなければならず、ましてやサラリーマンを辞めて独立するなんてことは余程の覚悟と周りの理解が必要です。
それを考えると、ダイエットや家計簿みたいに「よし、やるか」と気軽に始められるものでもありません。
では果たしてどれだけの人が実践しているのか?あるいは実践しようとしているのか?
例えば「金持ち父さん 貧乏父さん」は日本でも330万部を超える大ベストセラーですが、果たしてこれを読んだ人の内、どれだけの人が実際に会社を作ったり、不動産経営をしたり、資産運用をしているかを考えると、恐らく(根拠は無いですが)1/100、いや、ひょっとしたら1/1000にも満たないんじゃないかと思います。(投資だけなら結構いるかも知れませんが…)
そうなると、これらを読んでも行動を起こしていない人と、そもそも読んでもいない人との間に実生活での違いはもしかしたら無いんじゃないかとも考えられる訳で、結局の所は自分の人生を良くするも悪くするも全ては行動を起こせるかどうかにかかっているんじゃないかと思います。
けれどそこには必ずリスクがついてきます。
行動を起こした全ての人が成功している訳ではありません。
特にお金に関しては成功している人がいる一方でその何倍もの失敗者がいることも事実です。
とは言え、これらの本で謳っているのは「幸せ=お金」では無いことです。
健康、円満な人間関係、そしてお金。この3つが揃って初めて「幸せ」だと定義しています。
お金にリスクはつきものですが、健康に対する生活改善、人間関係に対する性格改善はほぼノーリスクと言えるんじゃないかと思います。
ノーリスク・ハイリターンなのであればやらない手はありません。
こういうのは知識だけ持っていても意味がありませんからね。
やっぱり実践してより良くしていくことに意味があるのだと思います。
当ブログ内の全ての画像、文書等を許可なく使用・転載をすることを禁止します。
Copyright(C) kotakuo all rights reserved.
|
0 件のコメント:
コメントを投稿
Googleアカウントをお持ちでない方は名前/URLを選択してください
<< ホーム